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明治安田生命J2リーグ第39節 東京ヴェルディ VS ジュビロ磐田【2015/11/1】

久しぶりのブログはジュビロ磐田の話。 私自身、かれこれジュビロを応援し続けて10年程になる。親のサッカー好きも影響して小さな頃からスタジアムに通っていた。 J2に落ちた時ももちろん見ていた。落ちる時のチームというのは(ガンバやエスパルスを見ていても思ったが)どうしても勝てない状況が続く。 正直見ていて辛いところは多かった。J2最初の年、万全のメンバーで望んだもののPOでの敗退。J2というリーグはそんなに甘いところではなかった。 実力がないチームは勝てない、当たり前のことではあるがそれを忘れていたのかもしれない。 残り9節というところで、ジュビロOBの名波浩が監督となった。個人的には「やっと」という感じである。就任した年にJ1昇格という目標を果たすことはできなかったが、ジュビロは”J2”2年目の今年その目標に限りなく近いところに立っている。変わったなとおもう点に関しては最後に書くこととする。

さて、今回の記事は素人目ではあるが対東京ヴェルディ戦(味の素スタジアム)を振り返りたいとおもう。あくまで素人の感想なのであしからず。

試合結果

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【東京ヴェルディ】0 - 3【ジュビロ磐田】

アウェイでの勝利。またジュビロは10試合負けなしという素晴らしい結果です。8月23日徳島戦から一度も負けていないというのは非常に大きい。今回の試合は今年ベストゲームじゃないかというぐらい素晴らしい試合だったように感じる。というのもこの試合中様々なアクシデントがあったからだ。

前半24分の退場

前半24分のこと。東京ヴェルディの決定機で、高木選手とカミンスキーが一対一となった。その決定機をカミンスキーの後ろにいた森下俊がブロック。しかしこのブロックがハンドとなりレッドカードの1発退場。ジュビロはこの時間帯から10人で戦うという非常に厳しい状況に追い込まれる。相手はPKを獲得し絶好の得点チャンス。f:id:bath_poo:20151102151411p:plain 神はこの世にいたようだ。ジュビロの守護神カミンスキー、またの名を神ンスキーの神セーブ。今年加入したポーランドの若き守護神がジュビロを救ってくれた。思えばこのPKストップからジュビロの反撃は始まったのかもしれない。PKストップ後、太田吉彰に変えて藤田義明投入。太田はもう少しやりたかったのかもしれない。また次節頑張ってもらいたいところだ。前半は10人で耐えに耐え0-0で終了。

後半4分

f:id:bath_poo:20151102153021p:plain 後半開始4分、試合が動いた。小林祐希からパスを受けた川辺駿が自分で持込みシュート。10人のジュビロが11人のヴェルディのゴールを破った。今年一番叫んだかもしれないこのシーン。川辺は本当に若さを感じさせない程落ち着いたプレーをする。ワクワクさせてくれる選手だ。川辺だけでなく、川辺にボールを出した小林祐希のタメや判断も素晴らしかったように思う。全員がチームの考えを理解し同じビジョンを持つ集団だからこそできたゴールではないだろうか。

後半16分

f:id:bath_poo:20151102153118p:plain 1点では心配だなと思いながら見ていた後半戦、再び試合が動いた。ジュビロ磐田の15番、アダイウトンが持ち前の圧倒的推進力を活かしてのゴール。アダイウトンの得意なゾーン(勝手にアダイウトンゾーンなんて呼んでいるが)からのゴール。目がさめるような一発だった。相手との駆け引きの上手さは素人ながら凄いものだと感じた。(八塚さんや川勝さんも言っていたよね)相手のディフェンスをいとも簡単にかわしてしまうプレーは敵にすると本当に脅威であると思う。

後半24分

f:id:bath_poo:20151102153252p:plain ジュビロの攻撃はまだ終わっていなかった。中央で奪って川辺→アダイウトンへの素晴らしいパス。ワンタッチですぐリターンしてからの優しいパス。とても20際とは思えないプレーから最後はアダイウトンが流しこむ。見ていて本当に興奮した。ジュビロの選手たちは守るのではなく前に前に行こうとしていた。その姿勢がとても嬉しかった。

試合終了

f:id:bath_poo:20151102153418p:plain このままジュビロが3点取って終了。3連勝3連続クリーンシートという素晴らしい結果。終盤の重要な試合でこのような結果を残せているのは本当に強くなった証拠ではないだろうか。昨年は終盤失速してたような気がするのでね。

雑感

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勝ってよかった

まずは勝ってよかった。選手たちには申し訳ないけれども最初はダメなんじゃないかと思った。しかし選手たちは諦めずボールを追い常に攻めるアクションサッカーをやり通した。少しでもだめじゃないかと思った自分が恥ずかしくなった。試合後名波浩監督は「我々の息子たちは相当たくましく、前体重前掛かり、ゴールに向かってという姿勢が出た」というコメント。名波チルドレン誕生の瞬間である。ちなみに試合後こんなことも…

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槙野の言うとおり、このくらい信頼した関係が気づけているのはいいことではないだろうか。

川辺駿という選手

f:id:bath_poo:20151102204013p:plain f:id:bath_poo:20151102204010p:plain この川辺駿というの前への推進力がすごい。リーグ序盤はしばし心配な時があったけども、今ではジュビロに欠かせない中盤となっている。最近ではU-22日本代表合宿にも消臭されている注目株だ。20歳とは思えないその落ち着き、意表をつくパスなどそのプレーは魅力的だ。もう少し川辺のプレーを見たいというのが本音である。それにしてもこんなにも素晴らしい選手を育成したサンフレッチェ広島ユースすごい…

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戻ってきた自信

ジュビロの選手はすごくおとなしいという印象だった。今では皆勝とうと意志が強く、ここぞという時に声を出し周りをこぶする。そんなチームにまで成長している。これは非常に嬉しい。自信のある選手たちのプレーは、10人であることを全く感じさせなかった。選手たちの成長は、このインタビューからも感じられる。

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そういえば自己犠牲心という言葉を名波監督が使っていた。チームのためにという意識が芽生えている証拠である。
名波さんは選手の頃から好きだったけど、今はもっと好きになった。ちなみにいつも着ているユニフォームは名波です。

サックスブルーサポーター

今回は味スタにすごい数のジュビロサポーターがいた。4000人程のサポーターが居たようで、会場の1/4は少なくともジュビロファンだったことが分かる。10人になっても背番号12のサックスブルーサポーターが一緒に戦ってくれるのは本当に心強いとおもう。背番号12が11人目となって一緒にプレーしているような感じであった。シーズン始まった頃に名波監督が言っていた「満員のスタジアムでプレーさせてあげたい」という思い。ぜひヤマハスタジアムで実現したいものです。

あの選手も…

ジュビロ磐田の元18番前田遼一選手が見に来ていた模様。FC東京に行った後でもこうやって気にかけて居てくれることは本当にありがたい。また前田遼一がサックスブルーをまとっている姿をみてみたいものです。

ドイツでは山田大記選手も。

ともかく勝ててよかった。あと川辺とアダイウトンさんを是非…というのは終わってから考えよう。最高の週末でした。